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再生可能燃料を原料とした水素供給の長期契約締結
Mathesonが再生可能燃料を原料とした水素供給の長期契約を締結しました。
1/1/0001
Press Release
Nippon sanso holdings

日本酸素ホールディングス株式会社(代表取締役社長 CEO:濱田敏彦)の米国事業会社である Matheson Tri-Gas, Inc.(本社:米国テキサス州、以下「Matheson」)は、Vertex Energy(以下、Vertex)がアラバマ州モービルに保有する生産量7万5千バレル/日の製油所向けに、既設設備からの水素供給に加え、新たに再生可能燃料を原料とした水素の長期供給契約を締結しました。

Mathesonが今般新たに設置する設備は、30mmscfpd(百万立方フィート/日)以上の水素製造能力を持ち、天然ガスを原料にした従来の水素製造に加え、Vertex社が製造する再生可能ディーゼルから副生される再生可能炭化水素燃料(炭素数C1-C10、バイオナフサやその他バイオ由来燃料などを含む)を原料とした水素も製造、供給することができます。当社として、再生可能炭化水素燃料を原料としたHyCOプラントの設置は今回が初めてとなります。

また本設備は、Matheson HYCOチームのグローバルスタンダードである安全性、最高レベルの安定供給、そしてVertex社の求める供給仕様を十分に考慮した最適な設計となっています。本設備の基本設計は完了し、調達も含めたエンジニアリングが現在進行中です。

Vertex社James Rhame COOコメント: ”Mathesonはその卓越した専門知識により、Vertex社が推進しているエネルギー転換戦略に貢献してくれるでしょう。“ 「Vertex社は、Mathesonとの協業により、同社から当社モービル製油所における再生可能ディーゼルの生産に関する支援を期待しています。 Mathesonが、当プロジェクトに対して、その卓越した知見、技術を提供していただくことで、我々のエネルギー転換戦略の実現に貢献してもらいたいと思います。引き続き、この協力関係によって、本プロジェクト予定通り進行し、操業できることを願っています。」

今回の契約は、経済合理性を踏まえた水素ガス供給の提案という日本酸素ホールディングスグループのカーボンニュートラルに向けたコミットメントを実証し、当社のグローバルHyCO事業のフットプリント拡大に向けた重要な位置づけとなります。さらに、 Matheson が保有するアラバマ州のマッキントッシュとサラランド、フロリダ州西部のペンサコーラにある既存の水素製造施設を含む、この地域における当社HyCO事業の存在感を高めるものとなります。

当社グループでは、 グローバルでのHyCO事業の展開において、引き続き、対象となる顧客やプロジェクトを積極的に探索するとともに、十分精査しながら、事業成長とカーボンニュートラルな社会の実現に取り組んでまいります。

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