Nippon Gases Norwayは、ノルウェーのRENEVO社と、ストードにある同社の新設プラントで生産されるバイオ由来の炭酸ガス調達に関する長期契約を締結しました。Nippon Gases Norwayは、この炭酸ガスを最終製品として、お客様に供給します。

バイオ由来の炭酸ガスは、糞尿と魚の排泄物を原料とするバイオガスから生産されるため、温室効果ガスの増減に影響を与えないカーボンニュートラルな状態を保ちます。バイオガスの成分の1つとして、バイオガス生産工程の中で、分離、精製、液化して生産されます。

「バイオ由来の液化炭酸ガスはノルウェー独自の製品であり、気候対変動対策にもなります。この契約により、西ノルウェーのお客様は、地元で生産された環境に優しい炭酸ガスをご使用できます」と、Nippon Gases NorwayのジェネラルマネージャーであるJan Kåre Pedersenは述べています。

「Nippon Gasesは、サステナビリティに強くコミットしており、毎年発行しているサステナビリティレポートでは、2019年から2029年の間に温室効果ガス排出量を35％削減する目標を掲げています。そのため、温室効果ガス排出量の削減とグリーンシフトに向けたパートナーの開拓や、プロジェクトへの投資が欠かせません」と、Nippon Gases NorwayのマネージングディレクターであるLars Borgliは述べています。

Nippon Gases Norwayは、ノルウェー最大の商業用炭酸ガスサプライヤーであり、冷却、水処理、ドライアイス、炭酸飲料など、さまざまな分野でお客様に炭酸ガスを供給しています。

RENEVO社について

RENEVO 社は、物流市場（主にバスや小型トラック）向けの液化バイオガス、バイオ由来の肥料、炭酸ガスを生産しています。同社は、家庭、公共施設、企業で使用される液化天然ガスを自社のパイプラインを通じて供給していますが、グリーンエネルギーへの移行に取り組んでいます。ノルウェーのヴェストラン地方にあるストードに本社をおき、今後数年のうちに海岸沿いに10のバイオガス生産プラントを建設する目標を掲げています。これらのプラントでは、最先端の生産工程管理技術とデジタル技術を組み合わせ、持続可能性の高いガス生産に取り組んでいきます。

RENEVO社ウェブサイト（ノルウェー語）: ww.renevo.no/om-oss