10/19/2022
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HysytechがNippon Gasesグループに

HysytechがNippon Gasesグループに
脱炭素ソリューションとグリーンケミストリーの推進に向けたアライアンスを締結

NSHDの欧州子会社であるNippon Gasesはこのほど、グリーンケミストリーとバイオメタン、バイオLNG、バイオ水素などの代替バイオ燃料におけるターンキーソリューションの設計・開発・建設を専門とするHysytech社に出資する戦略的契約を締結しました。

Hysytech社が持つ、化学処理、極低温技術、ガス回収・精製、バイオ燃料製造、廃棄物発電などのノウハウや経験は、Nippon Gasesが持つ燃焼、廃水処理、水素・合成ガス製造などの技術および、工業ガスのサプライチェーンにおける最高水準の安全基準や循環型経済へのビジョンと一致するものです。

この提携により、Hysytech社は市場における機器・技術のトップサプライヤーとしての地位を確固たるものにすることができ、また、Nippon Gasesは、カーボンニュートラル・プロジェクトにおけるビジネスモデルを実現するサプライヤーとしてHysytech社を活用してまいります。

この提携により、カーボンニュートラルに向けて、個々のニーズに応じた革新的なソリューションを顧客に提供することができると確信しています

Hysytech社について

HYSYTECH S.r.l.は2003年に設立されたエンジニアリング会社で、新しいターンキー・プロセス技術および機器の設計、開発、産業への導入を専門としています。Hysytech社は、化学およびプロセスエンジニアリングのノウハウから、試運転、モニタリング、メンテナンスに至るまで、一貫したサービスを提供しています。

同社は卓越したエンジニアリング手法を用いて、主に、工業ガス、有機液体、エネルギーの製造、処理、回収の分野へ、水素、バイオメタン、バイオGNLに関する自社技術を導入することで、事業を展開しています。

また、イノベーションの機会をとらえ、グローバル市場で高い付加価値を持つ特定の製品や技術の開発を推進しております。

2018年からは、もともとテクノロジー大手Philipsが設立した低温技術の世界的なスペシャリストであるオランダのStirling Cryogenics B.V.もグループの一員になりました。

創業以来、Hysytech社は、グリーンケミストリーや再生可能エネルギーの分野で活動してきておりましたが、近年、バイオ燃料の分野、とりわけバイオガスをバイオメタンに改良するアプリケーションや、バイオメタンを精製・液化して液化天然ガス(LNG)または圧縮天然ガス(CNG)を生産するアプリケーションといった分野でのリーディングカンパニーとなっています